メールマガジン2018年4月号

記事更新日:2018-3-28

4月は新年度のはじまりですね。 入社式や入学式と、あたらしい場所での生活をスタートさせるかたが多くいる季節でしょう。 1月に新年がはじまったときに意気込んだように、新年度にむけて目標をかかげたりしますよね。 草花もきれいな時期ですので、寒さに外出を控えていたかたもぜひ外を楽しんでください。

CONTENTS

1. 季節の悩み→春バテしやすい人の傾向と対策 2. これならできる!いつもと違う手軽な二日酔い対策 3. 休診日のお知らせ

1.季節の悩み→春バテしやすい人の傾向と対策

穏やかな日差しが降り注ぎ、きれいな花々に心躍る季節。それなのに、「この時期はなんとなくだるい」「疲れ気味」という人、いませんか? その原因は自律神経の働きが乱れているのかもしれません。


○春の不調の原因は?

疲れやだるさ、ぼんやりする、頭や身体が重い、肩こり、首こり、腰痛、冷え、便秘……。自律神経の働きが乱れると、こうした不調が起こりやすくなります。この時期、とくに自律神経の働きに影響するのは、春ならではの次の3つの要因です。


a:春の移動性高気圧

春になると大陸からやってきた高気圧が次々に日本上空を通過し、その後には必ず低気圧がやってきます。これがいわゆる「気圧の谷」。このように高気圧と低気圧が頻繁に入れ替わり、気象状況が目まぐるしく変化するのが春の特徴です


b:生活の変化による緊張

日本では4月は新年度のはじまり。その前後に卒業や入学、就職、異動、転勤など大きな節目となる行事があります。環境が変わり、これまで経験したことのない生活がはじまると、たとえそれがうれしい変化であっても身体や心は緊張して、交感神経のスイッチが入りっぱなしに。そのため心身ともにリラックスできず、疲れがたまっていわゆる”春バテ”状態になってしまいます。


c:アレルギー

アレルギー体質の人にとって、「春が1年でいちばんツラい」時期かもしれません。いまや「国民病」ともいわれる花粉症のシーズンでもあるからです。

アレルギー症状は、副交感神経が優位なときに悪化しやすくなります。そこに新生活のストレスが加わると、症状の悪化や、アレルギー以外の不調にもつながることがあります。


○春バテ対策のカギは自律神経

気圧や新生活に翻弄されがちな自律神経を落ち着かせて、その働きを正常に戻すためには、夜に副交感神経のスイッチを入れて身体をしっかり休めること。そうすれば、日中に活発に動くだけのエネルギーがたまり、新生活にも気圧の変化にも対応できるようになります。

副交感神経のスイッチを入れる1つめのコツは、ぬるめのお湯での炭酸入浴。10分程度つかると、副交感神経のスイッチが入ってリラックスモードに。また、身体が芯から温まった後、徐々に放熱されることで寝つきがよくなり、睡眠の質がアップします。


2つめのコツは蒸気で首もとを温めること。首は短時間で温かさが感じられる「ホットポイント」。ここを蒸しタオルや温熱シートで温めましょう。「気持ちがいいな」と感じる約40度で温めると、副交感神経が優位になりリラックスできます。


○お花見では、身体の内外から冷え対策を

桜のニュースを聞くともう春本番の気分。でも、お花見シーズンはまだまだ寒く、とくに夜は真冬並みに冷え込むことも。厚手のコートやマフラーなどを準備し、「外から」しっかり防寒しましょう。首はもちろん、お腹や腰に温熱シートを貼ってから出かけるのも忘れずに。


「内から」の冷え対策は飲みもので。お酒なら、身体を冷やさないとされる赤ワインがおすすめ。シナモンとはちみつを加えたホットワインや、さらにドライフルーツも加えたホットサングリアにすると身体が温まります。お酒のほかに、温かい甘酒やチャイを入れたマイボトルも持参しましょう。

2.これならできる!いつもと違う手軽な二日酔い対策

前日に飲みすぎて、頭痛や吐き気とともに迎えた朝。二日酔い対策として、とっても手軽に試せるこんな方法、知っていましたか?

○いつもと違う「○○する」だけ方法で、二日酔いから回復!

二日酔い対策の定番といえば、「水を多めに飲む」「シジミのみそ汁を飲む」といった方法ですが、ときにはいつもと違ったやり方で、気分を変えてみてはいかがでしょうか。二日酔いで辛いときだからこそ、手軽に出来る「○○する」だけ方法をご紹介します。


a:「ハーブティーを1杯飲む」だけ

水を多めに飲むのがいいのはわかっているけれど、それもできそうにない。ならば1杯の「ハーブティーを飲む」だけ方法を。二日酔いの方におすすめなのは、吐き気を抑えるペパーミントやカモミール、利尿作用があるハイビスカスやダンデライオン(タンポポ)などです。優しい香りで、リラックスすることもできます。


b:「香りをかぐ」だけ

ハーブティを用意するのもつらいときは、「ただ香りをかぐ」だけ方法を。それだけでも二日酔いのつらさを軽くしてくれます。おすすめは、利尿作用があるレモンや、消化を促進するローズマリー、頭をスッキリさせるペパーミント、デトックスが期待できるラベンダーなど。お好みに合わせて、香りを組み合わせても良いでしょう。


c:「お腹にカイロを貼る」だけ

何かを用意するのもつらいし、そもそも時間がない。そんな方は「お腹にカイロを貼る」だけ方法を。肝臓があるお腹の右上あたりに、貼るタイプの使い捨てカイロを貼って温めると、アルコールの分解が促進されると考えられています。これはお灸と同じ発想で、温めることによって、肝臓の機能が高められます。


○食べ物を使った二日酔い対策を知って、気分を変えよう

日本では、「二日酔いには梅干」が有名です。これは、梅干にはアセトアルデヒド(アルコールの代謝の過程でできる有害物質)の分解を助ける働きがあるからだと言われています。

3.休診日のお知らせ

4月5日(木)清明節、5月1日(火)労働節は休診日となります。

あらかじめご了承ください。

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