蘇州のタクシー、車体を白黒二色に統一

記事更新日:2014-08-15

543733ba7e44e今年、蘇州市は新たに800台のタクシーを増やすこととなり、9月30日の夜に、最初の50台が投入された。車種はLAVIDA(朗逸)と QOROS(観致)の普通乗用車である。今回の新車は、全車体が白である。今後、蘇州市内で走行するタクシーの車体は白と黒の二色に統一されるが、中でも一般タクシーは白、電調タクシー(電話呼び出しタクシー)は黒へ統一されることとなった。
現在、蘇州市内のタクシーは大衆(フォルクスワーゲン上海)のサンタナビスタ(SANTANA VISTA)とパサートが主に採用されており、車体はエメラルドグリーンとゴールドの2種、呼び出しタクシーは日産のティアナとトヨタのカムリで車体の色は黒となっている。
昨晩から50台のタクシーが新たに走行しているが、これは蘇州市が2004年に増量した800台のタクシーの中の最初に投入された50台である。蘇州では、5年で車体を一新するという規定があり、この800台も2009年の際に車を一新しているのである。今年の国慶節前後からタクシーの車両を変え始め、今後、次々と新たな車輌へ変えていくという。10月末には、800台の一般タクシーが全て新しい車輌へと変更していく予定だという。

新たな車輌のうち、30台はフォルクスワーゲンのLAVIDA(朗逸)で、残りの20台はQOROS(観致)である。車内の空間は以前のパサートよりも少し狭いが、今回採用された新車種は、エンジンが向上し、燃費が少なく、従来のものと比べてより環境に優しくなっている。
また、従来のタクシーでは、ナビゲーションスクリーンとGPS本体、運転手に関する情報スクリーンが別々に搭載されていたが、今回のタクシーに搭載された設備は、それらが一体となり組み込んであるだけでなく、車内、車外の2つの監視カメラで状況把握できる機能も付いているので、従来のものに比べて格段に便利な機能を備えているという。
なお、蘇州市内で今年増量される予定の500台のタクシーのうち、300台の一般タクシーは、11月末から12月の間に次々と走行する予定となっているが、200台の呼び出しタクシーのうち、174台はすでに走行しており、残りの20台余りは国慶節以後に走行するという。

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