メールマガジン2019年02月号

記事更新日:2019-01-24

CONTENTS

1.胃腸検査とは!
  ・便潜血検査とは!
  ・大腸カメラ検査とは!
2.お知らせ
3.休診日のお知らせ

1.胃腸検査とは!

最近、やっと晴れましたね!

1月の前半は雨や曇りの日が多く、何だか気分までも暗い感じでしたが・・・

ようやく太陽も見えてきましたね!2月はこのまま晴れた日が続いて欲しいと願うばかりです^^

さて、今月のテーマは前回に引き続き、胃腸検査についてです。

今回は、主に腸に関する内容をお送りしたいと思います。


便潜血検査と大腸カメラ検査とは?

大腸がんの早期発見に用いられる検査です。

日本では、男性は胃がん、肺がんに次いで3番目、女性は乳がんに次いで2番目に多いがんと言われていますが、数年後には男女共に第1位になると考えられているとの事です。

大腸癌の初期段階では、症状が乏しい癌とされ、腹痛等自覚症状があるときには既に進行している事も少なく有りません。そのため、検診は欠かせないものです。


便潜血検査

便の中に含まれている目に見えない血液(ヘモグロビン)の有無を調べる検査です。

大腸がんの初期症状に多いのが下血です。下血という明らかな出血が見られたり、便に血液が付着したり、赤い便が出たりといいう事を想像する方が多いようですが、実際には見に見えない程の少ない量で出血している事が多く有ります。そこで、目に見えない血液を調べる事ができるのが便潜血検査です。

便潜血検査は大腸がん検診の一次検査としてよく行われています。

メリット:採取した便を提出するだけなので、体への負担が少なく、費用も安価

デメリット:採取した便に血液が含まれている場合、どこからの出血か知る事ができない

大腸癌以外にも、消化器癌・ポリープ・寄生虫等様々が考えられる。


検査方法

通常検査は2日間の連続検査で行う。

便が出た時間帯は問いませんが、必ず日を分けて採取する必要がある。

注意点:便のどこかの一部を取るのではなく、全体を擦ってすけるようにして採取する。

2日間の便潜血検査のうち、どちらかでも血液反応があれば陽性となります。

陽性の場合大腸カメラ等二次検査を行われるのが、一般的です。

ただ、陰性だから大腸癌でないと思ってしまうのは危険です。


大腸カメラ検査

肛門から内視鏡を挿入して、肛門・直腸・結腸・回盲部まで大腸の粘膜を直接見る事で大腸の異常を検査する検査です。単にカメラで観察するだけではなく、 内視鏡の先端に様々な器具を装着する事によって、病理検査や粘膜切除手術を行う事も出来る。


・検査の流れ

内視鏡検査で検査をスムーズに済ませて精度を上げるには、便を出して検査前に腸を洗浄し、粘膜が良く見える状態にしておく事が大事です。そのため、検査前日から当日にかけては下剤等で大腸をきれいにします。


・検査前日

食事は繊維質を減らした食事をして、夕食後は基本的に絶食となります。
水分は大丈夫です。下剤内服後は、下痢になるのでむしろ摂って置いた方が良い。
※ジュース類やアルコール・刺激物は避け、お茶・お水程度にしましょう。
夕食後、あるいは就寝前に下剤を内服します。


・検査当日 朝から腸の動きを調整する薬と下剤を内服します。


・いよいよ検査へ

検査中は鎮静剤や鎮痛剤を使って検査を行っている施設が多く有ります。

検査時間は概ね30分程度ですが、腸の長さや状態によっては早く済んだり時間がかかる事があります。


2.お知らせ

・シャトルバスの利用について

定員(9名)の関係上、森茂発の帰りのシャトルバスのご利用は、
当日健診・診察を行った方のみとさせて頂きます。
今後帰りのシャトルバスは乗車券が無いとご利用出来かねますので、
ご利用ご希望の方は必ず受付より乗車券を貰って運転手にお渡しして下さい。


・特別診察日

3/2(土)消化器系専門医田中医師による特別診察を行います。胃腸・慢性上咽頭炎についてご相談されたい方はお早めにご予約下さい。

ところで、EAT(Bスポット療法)はご存知でしょうか。鼻の奥・「のどちんこ」の裏側を綿棒などで治療するのがEATです。慢性上咽頭炎は薬で根本的に治らず、EATをしつつ、鼻呼吸を習慣づける「自助努力」で治ります。自律神経の異常は、肩こりや頭痛を引き起こしますが、それらもEATで改善します。


3.休診日のお知らせ

2月3日(日)~7日(木)は春節のため、休診とさせて頂きます。

※8日(金)から通常診察を行います。

ご迷惑をお掛け致しますが、ご了承下さい。

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