メールマガジン2015年 4月号

記事更新日:2015-04-07

みなさん、新しい環境には少しずつ慣れてきた頃でしょうか?
蘇州でも八重桜がきれいに咲いていますね。
上手に気分転換をして心と体の健康を心がけましょう!

Contents

1.花粉症などのアレルギーについて(前編)
2.ピロリ菌検査やってます!
3.休診のご案内
4.新スタッフのご紹介

 

1. 花粉症などのアレルギーについて(前編)

1

春になって鼻水や目の充血、かゆみで悩んでいませんか?
今回と次回は張田先生から、
花粉症ついてご案内させていただきます。



○春ってどんな季節なの?

春の3か月は万物が古いものを推し開いて、新しいものをだす季節であり、天地間の生気が発動して、ものみな全てが生き生きと栄えてきます。

「人々は少し遅く寝て、少し早く起きて庭をゆったりと歩き、髪をときほぐし、体をのびやかにし、心持ちは活き活きと生気を充満させて、生まれたばかりの万物と同様にするがよく、ただひたすらその成長にまかせるべきで、殺害してはならない。

ただひたすらその成長を援助すべきで、はく奪してはならない。大いに心を励まし、目を楽しませるべきで、体を虐げてはならない。」 これが春に適応して「生気」を保養する道理であり、もしこの道理に反すると、肝気を損傷し、夏になって寒性の病を生じ、人体が持っている夏の盛長の気に適応するという能力を減少させてしまいます。

現代を生きる私たちにとっては、少し難しいかもしれませんが、なんとなく覚えておいていただければと思います。

養生に逆らうと免疫も落ちやすく(自然に適応する能力の低下)、その結果アレルギー、花粉症、じんましんなどの症状が出やすくなります。

○花粉症と現代人の生活

昔はそれほど多くはなかった「花粉症」。有名なスギ花粉は、戦争中に山が焼けて、すぐに成長する杉の木をたくさん植えたために杉の花粉が増えたことによる害です。

山の植物のバランスを考えずに、人の知恵によって植えられた植物からの影響です。人々は便利な生活になり、木の家ではなく、コンクリートのマンションに住み、夏にも寒いエアコンの中で一日中過ごしています。

また日中のほとんど、ひどい場合は寝るべき夜までパソコンや携帯電話を使っていて、便利ですが運動不足で体が疲れやすくなっているのかもしれません。便利な生活と健康が引きかえになっていませんか?

○西洋の薬と漢方薬

現代アレルギーに対する西洋の薬は「症状を抑える」だけの薬です。本質的には何も変わっておらず、アレルギーになる理由は何も治っていないので、ずっと飲み続けると副作用も多く、体はさらに弱っていくので注意が必要です。

そんなときに漢方薬や鍼灸治療を併用するといいでしょう。

次回は漢方薬を使った治療の症例と漢方薬をご紹介させて頂きます!!

 

2. ピロリ菌検査やってます!

ピロリ菌とは胃の粘膜に住む悪い菌で、子供の頃に感染し、一度感染すると多くの場合、除菌しない限り胃の中に棲みつづけます。慢性胃炎や、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、萎縮性胃炎、胃がん、さらには全身的な病気などを引き起こすおそれがあることが明らかになってきました。

当院ではピロリ菌検査を行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

 

3. 休診のご案内

5月1日は労働節のため休診とさせていただきます。ご迷惑をお掛け致しますが、あらかじめご了承ください。

 

4. 新しいスタッフのご紹介

今月から渉外のお仕事を髙田英子(たかだえいこ)が担当させていただきます。皆さまに安心して来院していただけるように頑張りますので、何とぞよろしくお願いいたします。メルマガ作成も担当致しますので、こんな事が知りたい、情報が欲しいなどのご要望があればどしどしお申し付けください!!

Copyright© 2010 蘇州森茂診療所-日系クリニック All Rights Reserved.