メールマガジン2015年 9月号

記事更新日:2015-08-30

猛暑が過ぎ朝晩が涼しい季節になってきましたね。皆様いかがお過ごしですか?最近は「夏バテ」が長期化、深刻化した結果、秋になっても疲れやだるさなどが続く「秋バテ」もある様です。そんな時は軽い運動をすると、脳内で体を活性化するホルモンが分泌され、スッキリした1日を過ごすことができるようになります。

Contents

1.インフルエンザの予防接種をしましょう!
2.簡単にできる代謝アップ術
3.自己免疫力を高めるには?
4.休診日のお知らせ

1. インフルエンザの予防接種をしましょう!

今年も森茂診療所ではインフルエンザの予防接種を始めました。ワクチンは接種してから免疫が出来るまでに1ヶ月位かかりますので、流行する前に接種しなければ効果がありません。また最近の傾向としてインフルエンザは冬の乾燥する季節だけでなく、1年中流行っていますので、できるだけ早めにワクチン接種することをお勧めいたします。生後6ヶ月~3歳未満のお子さんには2~4週間の間隔で2回、3才以上の方は1回接種です。詳しくは医師にご相談ください。料金は230元/1回(フランス サノフィ社製、大人・子供同料金)です。

2.簡単にできる代謝アップ術

蘇州で生活を始めたら気づかないうちに体重が増えていた!という話をあちこちで耳にします。こちらでは通勤が車だったり、気軽に通えるスポーツジムがなかなか見つからなかったり、など運動不足になってしまう要素がたくさんありますね。そこで日常生活で少し気を付けて基礎代謝をアップさせる方法をご紹介いたします。

・腹式呼吸を意識して行う:気づいた時だけでもよいので、普段の自分の呼吸法と逆の呼吸法、つまり腹式の人は胸式、胸式の人は腹式で呼吸をしてみてください。なぜこの方法が有効かというと人間は普段使わない筋肉を使うとかなり疲れます。つまりかなりのエネルギーを消費します。また背骨を支えるインナーマッスルも鍛えられるので、呼吸をするたびに全身を筋トレするのと同じ効果が期待できるというわけです。さらに呼吸をすることで肺を膨らませ横隔膜が広がり、血行も促進されます。

・座る姿勢を正す:正しい姿勢とは、背筋が伸びている状態のことです。猫背になってしまったり、背もたれを利用しておなかを突き出した座り方をしていませんか。座る姿勢を正すと、2つの良い効果があります。一つ目は、姿勢を維持するために筋肉が使われています。もう一つは、肺活量が多くなります。基礎代謝とは呼吸をする際に消費されるエネルギーでもあるので、肺活量が多いほど、基礎代謝が上がることになります。では実際にどのように座ればいいのでしょう。背もたれを使わずに座り、背筋を伸ばせばいいのです。簡単そうですが、実際にやってみると結構難しいですよ。これだけでとても効果があるので試してみてください。

・冷房の設定温度を下げすぎない:家や職場の冷房の設定温度は何度になっているでしょうか。最近は環境や節電のために、設定温度を28度にしましょうという運動が盛んですが、これは基礎代謝の維持にも効果的です。
人は体温が1度下がると代謝エネルギーが13%も下がってしまいます。体温が低い人ほど、基礎代謝も低くなってしまうということですので、体温を下げない生活を心がけましょう。

3. 自己免疫力を高めるには?

免疫力が強いと、風邪やインフルエンザ、生活習慣病、ガンなどを予防することにつながります。この免疫力を高めるには、運動、睡眠、ストレスをためないなど生活のしかたがとても重要です。生活で気を付けることを下記にご紹介いたします。
  
・喫煙を控える:喫煙により、タバコの煙は直接肺に吸入されるため、肺に存在する免疫細胞や肺組織に影響があります。特に肺の免疫系で中心的な役割を担っている肺胞マクロファージの免疫力が低下します。その結果、肺がんなどを誘発するリスクが高まります。

・適度の飲酒を心がける:アルコールやその代謝産物は、免疫毒とさえいわれています。常習飲酒家は発がん率が高いこと、呼吸器系感染率が高いことが最近分かって来ました。また、アルコール性肝障害では、C型肝炎ウイルスの感染がよく見られることなどから、アルコールが免疫力を弱める事例と考えられています。常習飲酒家から生まれた子供は、長期間にわたり免疫系の異常が見られ、その結果、色々なウイルスに感染しやすく、また悪性腫瘍も発生しやすいようです。

・質の良い睡眠をとる:たとえ心労があって眠れなくても、体を横にして休めているだけで、免疫力は高まると言われています。20分ぐらいの昼寝でも、免疫力を高めます。これは体内のメラトニンというホルモン物質の増加によるもので、このメラトニンが活性酸素という有害物質を減少させるからです。

・無理のない適度な運動をする:適度な運動によって、体内にウイルスが侵入してきたときに戦う免疫細胞(特にNK細胞)がより活発に働くようになります。ウォーキングやジョギングなど軽めの有酸素運動の継続が免疫力を高めます。

・笑う:笑うと、生命活動を維持するために必要な神経、主に内蔵器官の働きを私たちの意識とは無関係にコントロールしている自律神経(交感神経と副交感神経)に変化をもたらし、身体中の様々な器官に刺激が与えられます。この時、笑いによる脳への刺激が、神経ペプチドという免疫機能活性化ホルモンの分泌を促し、このホルモンの影響でNK細胞はたちまち活性化され、さらに強力な戦士としてガン細胞などを攻撃します。作り笑顔の場合でも、NK細胞の働きが活発になるそうですので、とにかく笑うことです。

・バランスの良い食事を心がける:現代は食生活の偏りなどにより栄養バランスが乱れ、そのために免疫に大切な栄養が不足し、免疫力低下を招いていることが多く見られます。「6つの基礎食品」からバランスよく栄養をとるよう心がけましょう。1群は肉・魚、2群は牛乳・乳製品、3群は緑黄色野菜、4群は淡色野菜・果実、5群は穀類・芋類、6群は油脂製品となっています。

4.休診日のお知らせ

9月3日(木)政府の通達により休診日 / 9月28日(月)中秋節により休診日
10月1日(木)~5日(月)国慶節により休診日

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