メールマガジン2017年9月号
猛暑が過ぎ朝晩が涼しい季節になってきましたね。皆様いかがお過ごしですか?最近は「夏バテ」が長期化、深刻化した結果、秋になっても疲れやだるさなどが続く「秋バテ」もある様です。そんな時は軽い運動をすると、脳内で体を活性化するホルモンが分泌され、スッキリした1日を過ごすことができるように なります。
CONTENTS
1.インフルエンザを予防しましょう
2.秋にかかりやすい食中毒
3.お知らせ
1.インフルエンザを予防しましょう
今年も森茂診療所ではインフルエンザの予防接種を始めました。ワクチンは接種してから免疫が出来るまでに1ヶ月位かかりますので、流行する前に接種しなければ効果がありません。また最近の傾向としてインフルエンザは冬の乾燥する季節だけでなく、1年中流行っていますので、できるだけ早めにワクチン接種することをお勧めいたします。
○インフルエンザの初期症状
- 38度以上の高熱・身体の節々の痛み・筋肉痛・倦怠感・全身の悪寒・頭痛・吐き気・下痢・呼吸困難、咳、痰、くしゃみ
○インフルエンザと風邪の体感的な違い
(1)急な高熱:風邪の場合、じわじわ熱が高くなりますが、インフルエンザの場合急に38度を超える高熱に侵されます。
(2)全身の症状:風邪の時よりも顕著に全身の症状、痛み、だるさ、筋肉痛が現れます。
(3)呼吸器系の症状は少ない:咳やくしゃみ、鼻水などの呼吸器系の症状は風邪に比べてインフルエンザでは現れにくいという特徴があります。
※インフルエンザでも、高熱が出ない症状もあるので、熱以外でも少しでも怪しいと思ったら、まずは検査を受けましょう
○潜伏期間
(インフルエンザで怖いのが、潜伏期間でも感染するということです。症状があらわれていなくても、他人に感染させる恐れがあるので、 インフルエンザに感染しても気づかずに他の人に移してしまうおそれがあります。 インフルエンザの潜伏期間は、通常、『1日~3日』 長い場合、『1週間程度』。つまり、あなたが知人のインフルエンザ発症前1週間の閒に接触したなら、 あなたも感染している可能性があります。
○感染経路:咳、唾などの飛沫感染、空気感染、接触感染です。
○感染予防、対策
(1)インフルエンザウィルスへの対策:うがい、手洗い、マスク、50%~60%の保湿、室内の殺菌消毒(ドアノブ、PC周辺機器、電灯のスイッチ、リモコンなど)。
(2)自分自身の免疫力を高める:規則正しい生活、食習慣を心がけることで、自己免疫力を高めましょう。
- 栄養素をバランスよく接種する。特にたんぱく質・ビタミン全般をきっちり摂る。たんぱく質は身体の修復に役立ち、さらにウイルスの免疫抗体の成分となります。そのタンパク質を正常に作用させるのが、各種『ビタミン類』です。
- 睡眠をしっかり取って疲れやストレスを残さない。しっかり『睡眠』を取ることで、 タンパク質の生成を促し、疲労回復やストレス解消になり、 その結果免疫力の向上に繋がります。特に、成長ホルモンの分泌がピークになるのは“22時~深夜2時”なので、 なるべくそれまでに寝るのが最適です。
- 予防接種をする。『予防接種』をきちんとすることで、 インフルエンザの感染を防ぐだけではなく、 万が一に感染した時に症状を軽減する事ができます。→森茂診療所で予防接種ができます。詳細は受付までお問い合わせください。
2. 秋にかかりやすい食中毒
食中毒は夏だけではありません。実は秋にも多く発生しています。秋の食中毒はどのように罹患し、また防ぐためにはどうすればよいのでしょうか。
○原因と症状
①夏バテが抜けずに免疫力が低下
②野外調理での加熱不足など
○秋に注意したい食中毒の原因
①カンピロバクター:牛や豚、鶏など多くの動物が保有しています。中でも多いのが鶏肉です。鶏肉を調理する際は、十分に加熱してください。潜伏期間は2~5日です。
②腸管出血性大腸菌:O-157など。生や加熱が不完全な状態の食肉が主な原因になります。潜伏期間は2~8日程度です。
③サルモネラ菌:食肉や生卵が主な原因です。加熱が十分でない場合、発症しやすくなります。犬や猫などのペットから感染することもあるため、ペットに触れた後は忘れずに手を洗いましょう。潜伏期間は半日から3日程度です。
※その他腸炎ビブリオ菌(主に生の魚介類)、ウェルシュ菌(カレーなどの煮込み料理を常温で放置すると発生)、自然毒(キノコやフグなど)があります。
○治療法とセルフケア
- 症状がひどければ、すぐに医療機関を受診しましょう。自己判断で薬を服用することは避けてください。
- 食中毒を防ぐには「つけない」、「増やさない」、「やっつける」の3つが原則です。食品を扱う前には十分
に手を洗います。まな板などの調理道具も、しっかり洗浄してください。残った生肉の保管は密閉容器かラップを使用し、菌が他の食品につかないようにしましょう。食べ物に付着した菌を増やさないためには、冷蔵庫を活用して、低温で保存することが重要です。ほとんどの食中毒菌は加熱によって死滅します。肉や魚、野菜なども加熱すれば安全です。特に肉料理は中心部までよく加熱してください。中心部を75℃以上で1分間、加熱するのが目安です。また、包丁やまな板などの調理道具も洗浄後に熱湯で殺菌することを心がけましょう。
3. お知らせ
- 10月2日(月)~5日(木)は国慶節のため休診日となります。
- 9月1日(金)よりインフルエンザワクチンの接種を開始いたします。詳しくは下記までお問い合わせください。