メールマガジン2017年10月号
まだまだ暑さが残る日がありますが、確実に秋の季節になってきました。 10月の途中には、インディアンサマーと言って、突然暑さが戻ってくる日があります。気温の差が激しく体調を崩しやすくなりますので、特に注意が必要になります。
CONTENTS
1.インフルエンザを予防しましょう
2.寒暖差アレルギーとは
3.お知らせ
1.インフルエンザを予防しましょう
今年も森茂診療所ではインフルエンザの予防接種を始めました。ワクチンは接種してから免疫が出来るまでに1ヶ月位かかりますので、流行する前に接種しなければ効果がありません。また最近の傾向としてインフルエンザは冬の乾燥する季節だけでなく、1年中流行っていますので、できるだけ早めにワクチン接種することをお勧めいたします。
○インフルエンザの初期症状
- 38度以上の高熱・身体の節々の痛み・筋肉痛・倦怠感・全身の悪寒・頭痛・吐き気・下痢・呼吸困難、咳、痰、くしゃみ
○インフルエンザと風邪の体感的な違い
(1)急な高熱:風邪の場合、じわじわ熱が高くなりますが、インフルエンザの場合急に38度を超える高熱に侵されます。
(2)全身の症状:風邪の時よりも顕著に全身の症状、痛み、だるさ、筋肉痛が現れます。
(3)呼吸器系の症状は少ない:咳やくしゃみ、鼻水などの呼吸器系の症状は風邪に比べてインフルエンザでは現れにくいという特徴があります。
※インフルエンザでも、高熱が出ない症状もあるので、熱以外でも少しでも怪しいと思ったら、まずは検査を受けましょう
○潜伏期間
インフルエンザで怖いのが、潜伏期間でも感染するということです。症状があらわれていなくても、他人に感染させる恐れがあるので、 インフルエンザに感染しても気づかずに他の人に移してしまうおそれがあります。 インフルエンザの潜伏期間は、通常、『1日~3日』 長い場合、『1週間程度』。つまり、あなたが知人のインフルエンザ発症前1週間の閒に接触したなら、 あなたも感染している可能性があります。
○感染経路:咳、唾などの飛沫感染、空気感染、接触感染です。
○感染予防、対策
(1)インフルエンザウィルスへの対策:うがい、手洗い、マスク、50%~60%の保湿、室内の殺菌消毒(ドアノブ、PC周辺機器、電灯のスイッチ、リモコンなど)。
(2)自分自身の免疫力を高める:規則正しい生活、食習慣を心がけることで、自己免疫力を高めましょう。
- 栄養素をバランスよく接種する。特にたんぱく質・ビタミン全般をきっちり摂る。たんぱく質は身体の修復に役立ち、さらにウイルスの免疫抗体の成分となります。そのタンパク質を正常に作用させるのが、 各種『ビタミン類』です。
- 睡眠をしっかり取って疲れやストレスを残さない。しっかり『睡眠』を取ることで、 タンパク質の生成を促し、疲労回復やストレス解消になり、 その結果免疫力の向上に繋がります。特に、成長ホルモンの分泌がピークになるのは“22時~深夜2時”なので、 なるべくそれまでに寝るのが最適です。
- 予防接種をする。『予防接種』をきちんとすることで、 インフルエンザの感染を防ぐだけではなく、 万が一に感染した時に症状を軽減する事ができます。→森茂診療所で予防接種ができます。詳細は受付までお問い合わせください。
2.寒暖差アレルギーとは?
激しい気温差により、鼻の粘膜が広がって腫れることにより、鼻水・鼻づまりなどアレルギー性鼻炎のような症状を引き起こします。特に筋肉量が少ない女性がなりやすいと言われています。寒暖差アレルギーによる鼻炎には、「風邪の症状がない、目の充血がない、鼻水が透明」などの特徴があります。
○風邪やアレルギーとの見分け方
(1)発熱があるかどうか
風邪の発症原因はウイルスのため、場合によっては発熱することがありますが、寒暖差アレルギーでは熱が出ることはありません。
(2)鼻水の色
風邪の場合、体内に侵入したウイルスと戦った白血球の死骸が混じるため、鼻水は黄色や緑色になりますが(最初は透明の場合もある)、寒暖差アレルギーでは鼻水はずっと透明のままです。
(3)目に炎症があるかどうか
花粉症などのアレルギーの場合は、鼻水だけではなく目がかゆい、充血するなどの炎症反応が起こりますが、寒暖差アレルギーでは起こりません
○治療法とセルフケア
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寒暖差アレルギーを引き起こすのは、寒暖差です。
できるだけ体に気温差が生じないように対策をすることが大切です。
外出する時は上着を一枚多く持っていき、気温に応じて脱ぎ着ができるようにしましょう。
3.お知らせ
- 9月1日(金)よりインフルエンザワクチンの接種を開始いたします。詳しくは下記までお問い合わせください。