メールマガジン2017年12月号
記事更新日:2017-12-01
師走を迎え何かと気ぜわしい毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
冷え込みが厳しくなり体調を崩しやすい時期でもありますので、しっかり体調管理をして過ごしましょう。
CONTENTS
1.冷え対策について
2.寒暖差アレルギー
3.休診日のお知らせ
1.冷え対策について
寒さ」は活動する力を衰えさせ、血行不良を引き起こし、冷え、血圧や血管のトラブル、肩こりや頭痛、生理痛の悪化などを招きます。
寒さ対策のポイントは「首」「手首」「足首」を暖めることにあります。
太い動脈が皮膚に近いところにあるため、気温の影響を受けやすいためです。
ここをしっかり温めることで、効率よく身体全体を温めることができます。逆に、ここをおろそかにしてしまうと、寒さを余計に感じることになります。
「首」「手首」「足首」の中でも最も大事なのは首です。
インナーは(可能であれば)タートルネックがおすすめです。
室内では、首元にスカーフを巻くのもいいでしょう。外出時は、マフラーやネック・ウォーマーなどを活用しましょう。首をしっかり温めるだけで、かなり寒さが凌げます。
2.寒暖差アレルギー
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寒暖差アレルギーとは?
「寒暖差アレルギー」とは、激しい寒暖の差に反応した体調不良のことです。
「アレルギー」といってますが、暖差アレルギーの発症にアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)は関係がなく、実際は自律神経の乱れによって引き起こされます。 -
症状は?
主な症状は、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、せき、食欲不振、不眠、イライラする、疲れやすい、といったものです。
中でも鼻水が垂れてくることが多いのですが、それを「血管運動性鼻炎」ともいいます。
寒い外を歩いて暖房の効いた室内に入ると、鼻がムズムズしたり鼻水が垂れてきたことはないでしょうか。
そのような症状のことをさします。 -
なぜ発症するの?
通常、私達の体は寒いところに行くと血管が収縮し、逆に暖かいところでは血管が拡張するようになっています。寒いところから急に暖かいところへ行った時や気温の変動が急激な時などは、この血管の収縮・拡張の働きに狂いが生じ、様々な症状が現れてしまいます。
一般的に自律神経が対応できる温度差は7度前後と言われています。
7度以上の気温差による刺激が鼻の粘膜の血管を広げ浮腫(むく)むことにより、寒暖差アレルギーの症状として鼻水が垂れてくるのです。 -
対策には生活療法
寒暖差アレルギーの対策は、原因がアレルゲンではなく自律神経のみだれですので、花粉症や風邪のような西洋医学的な治療薬は特にありません。
①自律神経の乱れを起こさないようストレスを避ける生活をする。
②寒暖差アレルギーの症状を訴える人に筋力の少ない人が多いことから、運動を心掛ける。
③規則ただしい食事や睡眠をとる。
といった生活習慣の工夫が大切なようです。
漢方を活用して体質を改善する方法もあるようです。
お困りの方は一度中医に相談されてみてはいかがでしょうか?
防寒対策をしっかりして、良いお年をお迎えください。
3.休診日のお知らせ
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年末年始 内科 12月30日(土)午後~1月1日(月) ※1月2日(火)より通常営業いたします。
小児科 12月30日(土)午後~1月4日(木) ※1月5日(金)より通常営業いたします。 - 春節 2月15日(木)~19日(月) ※2月20日(火)より通常営業いたします。