メールマガジン2018年6月号

記事更新日:2018-5-30

春は日々の寒暖差や、低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わる気圧変動が大きい季節です。
寒暖差に対応するため自律神経の一つである交感神経優位が続くと、エネルギー消費が増え、疲れやだるさを感じやすくなります。
この「疲れやだるい」という感覚は、色々な病気のサインの可能性がありますから、決して軽く考えては行けませんよ。

CONTENTS

1.あなどってはいけない疲労・倦怠感 2.健康診断でJALマイレージを貯めよう! 3.中医の診察日が増えました! 4.休診日のお知らせ

1. あなどってはいけない疲労・倦怠感

【疲労・倦怠感】という感覚は、私たちの体にとって、発熱、痛みと共に体の恒常性(ホメオスタシス)に対するアラーム機構だと言われています。
一般的に、疲労や倦怠感は、肉体的なものと精神的なものがあります。
肉体的なものは、過度なスポーツや過労などが原因となることがありますが、何らかの病気が関係しているケースも少なくありません。例えば、

●感染症や慢性的な炎症性疾患などによる老廃物の蓄積

●貧血や心疾患、肺疾患などによる低酸素状態

●低血圧

●更年期障害や、糖尿病、甲状腺機能低下症など、内分泌ホルモンの乱れ

●低栄養、電解質の異常、神経活動の低下

●アルコール中毒を含む薬物中毒

精神的なものの場合、うつ病や不安障害、睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害もその原因となります。


○回復しない疲労は、病気のサインかも

どんな病気にも、「疲れた、だるい」という症状は出ますが、6カ月以上にわたって疲れが続くか、疲れが繰り替えされている状態を「慢性疲労」と呼びます。日本人のおよそ45%がこのような慢性的な疲労を抱えているとされています。一方で、6か月以上の強い倦怠感、強い疲労感がつづき、物事を判断する能力が低下する(認知機能障害)や睡眠障害などの症状を伴う「慢性疲労症候群」という病気があります。これは「慢性疲労」とはまったく別の疾患で、最近の研究によると脳神経系の炎症が関連していることがわかってきています。慢性疲労症候群の主な症状は以下の通りです。

※慢性疲労症候群の主な症状

a.強い倦怠感があり、日常生活にも支障が出ている。

b.立っている(座っている)と物事を考えたり、判断するのが難しいと感じる。

c.眠れない、ぐっすり寝た気がしない。

d.最近物事を考えたり、判断するのが難しくなった。

e.(運動や家事を含む)活動後は強い疲労や倦怠感を感じる。

かつて、「疲労・倦怠感」という感覚は、運動などにより体の中に乳酸が蓄積することで起こる、と考えられていました。しかしここ数年の研究で、慢性疲労症候群である場合は、脳内に炎症が起きている、あるいは脳・神経細胞への血流が低下していることが分かってきました。


○身体の疲れを感じたら?

疲労回復に効果がある方法として、入浴、コーヒーを飲むこと、アニマルセラピー、笑うこと、アロマセラピー、指圧などが挙げられています。リラックスすると心の疲れがとれる感じがしますよね。また、軽い運動をしてぐっすり眠ること、背中や体の中心を温めることも、倦怠感の改善に効果があります。

疲労や倦怠感を感じたときはまず、これらのことを試してみてはいかがでしょうか。それでも改善されないとき、あるいは疲労・倦怠感が長く続くときは、何らかの病気が隠れているのかもしれません。いずれの場合でも、早期発見、早期治療が大切なのです。

※蘇州森茂診療所では血液検査の結果がすぐに分かります。定期的にチェックをしましょう!


2. 健康診断でJALマイレージを貯めよう

☆積算マイル数

10人民元=1マイル

※対象サービスは健康診断のみ。

※当日に定額でのご精算のみ対象となります。ほかの割引を使用する場合、併用は対象外となります。


☆積算マイル数

1.健康診断お申し込み、もしくは受診当日の受け付けの際にマイル積算希望の旨をお申し出ください。

2.健康診断の受診当日、JMBカードをご提示ください。

3. マイルはご利用月の約2カ月後に積算されます。

3. 中医の診察日が増えました!

中医の張田先生の診察日が従来の毎週火・木曜日に加えて、毎週土曜日の午前も診察ができるようになりました。
人気の診察のためご予約はお早目に!


4.休診日のお知らせ

6月18日(月)端午節は休診日となります。

あらかじめご了承ください。

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