蘇州税関が通関のペーパー・レス化を初めて実現

記事更新日:2014-07-15

542a1fc3e1a2122日、蘇州の新美亜通信機器会社(本社「米Sanmina-SCI」)は登記を行う際、この管轄地である税関蘇州税関にてペーパー・レス形式で100台の複式吸い揚げポンプの輸入を申請し、税関はすぐに審査と通関許可を出した。5分もたたないうちに、貨物は出入国検査場と税関を通過し、上海浦東国際空港税関はすぐに電子版の通関許可を受け取り、企業はすでに貨物の受け取りに向かうことができた。この貨物は長江経済ベルト税関エリア通関の一体化改革始動後初の通関貨物ともなった。
9月22日から、税関総合本部は長江デルタにある三つの省と一つの都市(上海市、江蘇省、浙江省、安徽省)の上海、南京、杭州、寧波、合肥税関の長江経済ベルト税関エリアの通関一体化改革を率先して推し進める。今回の改革はエリア規制と税関管轄区の行政境界線を抜本的に打破し、イメージ豊かに表現するなら“扉が一枚しかないかのように様々な場所で通関可能”つまり複数箇所での通関手続きが可能ということである。
蘇州は率先して改革を実施している地域であり、蘇州エリアの企業は主に上海出入国検査場から直接輸出入する。蘇州税関が発表した統計によると、1月から8月、蘇州市の実際の輸出入貨物は2081.7億ドル、そのうち蘇州企業が上海出入国検査場から輸出入する貨物は1676.3億ドルに上っており、全市の輸出入総額の80.5%を占め、企業が通関一体化実施に対するニーズの大きさを物語っている。企業が地域通関一体化モデルを取り入れてからは、企業が行ったり来たり奔走する手間を省くことができると共に、税関での各種手続きや操作がさらにレベルアップし統一できる。

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